銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■江戸か大正ロマンか、風情の湯
大江戸線と半蔵門線の接続駅。2000年に誕生の新しい駅。1日平均乗降人員は、大江戸線で44千人弱。半蔵門線で59千人弱。半蔵門線では最も乗降人員が少ない駅。
江戸を感じる下町です。
清澄庭園。一部は、江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と言い伝えられ、明治に入り、岩崎弥太郎が買い取り庭園として整備。
こんどゆっくり見学に来ようと思います。
街の明かりにも風情があります。
公園前を過ぎ、右に曲がると今回の目的地「辰巳湯」さんが見えてきます。
サウナと露天風呂があるようです。
入口から男女分かれるパターンです。
なんと今日は手ぬぐい・石鹸を忘れてしまいました。銭湯めぐり失格。
券売機で入浴券と「手ぶらセット」購入。サウナは先着25名までです。
今日もサウナはパス。
手ぶらセット300円。(タオル・剃刀・石鹸・シャンプー・歯ブラシ)別々に買うと420円が、セットなら300円とかなりお得。
さて浴場に。
※浴場内はHPの写真を使わせて頂きました。
風呂でかっ!浴場に入って驚く浴槽の大きさです。
フロア図がこちらですから、いかに浴室内の浴槽が大きいか分かると思います。
さて身体を洗って、頂きます。
大きな浴槽の中は、泡風呂、電気風呂、ジャクジーもあります。
湯温計を見ると46度。かなり熱めですね。でもそこまで熱く感じません。
浅めなので足を伸ばして入浴。見上げると天井が高く開放感があります。
壁は、ペンキ絵ではなくタイル絵。
富嶽三十六景がモチーフとの事ですが、写真の富士山は女風呂。
男湯は深川万年橋下のようですが、少し違うかな?
サウナは110度。辰巳湯さんは全体的に熱めです。
さて露天風呂に行きますか。
水風呂と辰巳湯さん曰く半露天風呂。風呂の上は天井があるのですが、坪庭の上は吹き抜けです。湯温は44度。熱めですが露天ですので、そこまで熱く感じないです。
さらに奥には休憩所。漫画や給水機がありました。
水風呂は14度、低めですね。さらにボタンを押すと上から水。打たせ湯ならぬ、打たせ水?
露天に浸かっていると昔の話を思い出しました。
30年近く前、妻と二人で訪れた長野の秘境の温泉。小さな宿で宿泊客もまばら。
内湯と露天が別になっている宿で、寝る前に露天に浸かり上がってくると、一人の髪の長い女性とすれ違います。
「夕食の席にいたかな?」と気になりましたが、遅く到着したのかも知れないと、深く考えない事にします。
部屋に入ると妻は既に寝息を立てています。
そっと隣の寝床に入りますが、何故かなかなか寝付けません。
すると、どこかからか女性のすすり泣く声が聞こえてきます。何故か先ほどすれ違った女性の姿が思い浮かびます。
「夫婦喧嘩かな?せっかく温泉に来たんだから・・」その瞬間。ピキーン。金縛り。
目の玉は動きますが、手も口も動きません。隣で寝ている妻の横顔が見えます。
タスケテクレ・・・・
さて上がりますか。
いいお湯でした。さて一杯飲んで帰りますか。
辰巳湯
営業時間:14:00~24:00 ※土日 13:00~
定休日 :月曜日
サウナ :有 ※別料金270円
露天 :有
備品 :ボディソープ 有 シャンプー 無
続く