銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■キンミヤの看板のお店は「金」
大黒湯さんから駅に向かって歩いていると千住本氷川神社がありました。
大黒湯さんの帰りなので、大黒天さんにお参りします。
千住は奥の細道の矢立初めの地(北千住駅前で知りました・・・)
境内には、ラジオ体操発祥の地の碑もありました。(諸説あるようです)
コロナ収束と家族の健康を祈ります。
今日は、駅前の繁華街の気分でないな。と涼みがてらブラブラと裏通りでお店を探します。
美味しそうなモツ焼き屋さん。ここで。と思ったら先にキンミヤ焼酎の看板。
「牛串煮込み 藤や」
あっさりとした店構えに、味への自信と常連感がプンプンしています。
引き戸を開けるとカウンター・奥に小あがり。L字のカウンターはほぼ満席。
これはダメかなと思いつつ、一声。「ひとりですけど、大丈夫ですか?」
カウンターの中の店主さんが、「みんな少し詰めて。一人入れるでしょ。」
L字カウンターの角に一席入れてもらいました。カウンターは各3人、2組の地元のお客さんの間の1席。
※写真の許可頂きました。
まずビール。グビッ。まずは座れて一息です。
奥の黒板にお品書きが書いてありますが、目が悪くて良く見えない。(涙)
「まず煮込みでいい?」との店主さんの声。お願いします!
カウンターの中の中心に据えられた大鍋・真っ黒な煮汁から取り出された串4本。
モツ系の牛串。ハチノス・牛スジ・ハツモト・?(フワとの事)
まずハチノス。見た目ほどしょっぱくなく、美味しい。
関東では珍しい八丁味噌ベース?でも味噌もしつこくない。
うーん正解!モツ焼きとも違う、なんか滋味溢れる旨さです。
ハツモト(心臓の大動脈)もコリコリ。
フワ(肺)はその名の通りふわふわというか、とろとろの独特な食感。
4本とも食感がバラバラ、部位ごとの味わいも違います。
確かに看板料理で、メインはこれです。
隣の組が注文の鰻の肝焼きに相乗り。「肝タレ2本」を注文。
お品書きが見えないので、周りで食べているものを注文するしかありません。(笑)
すると半纏を着た親父さん登場。
「兄さん。次は、何飲む?」50を過ぎても親父さんからすれば、兄さんです。(笑)
※あとで知りましたがほうじ茶割りが名物のようです、
もう1品と思い両隣が食べていた麻婆豆腐を注文するも、豆腐品切れ。
鯨ベーコンにします。
キンミヤをおかわり。銭飲みの3杯です。
お勘定は親父さんが算盤で計算です。安い。消費税大丈夫かな?
良いお湯・酔い酒・良い料理。ご馳走様でした。さて帰りましょうか。
藤やさん
ひとり初訪問時のポイント ※あくまで個人の意見です。
敷居の高さ :中 一杯に見えても、1席ぐらい大丈夫かも知れません。
常連度 :高
注文難易度 :中 牛串はおまかせ。お品書きあり。
周りの食べているものを注文しましょう。
キンミヤ焼酎のほうじ茶割りが有名との事。
会話の入り方:親父さんは声かけてくれます。
最後までお読み頂きありがとうございました。