銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■キリンで熱湯。キリン柄で激熱?
JR総武線 船橋駅 JRに東武線、東葉高速鉄道に目の前に京成線と4社が乗り入れるターミナル駅。
日曜の夕方、近くで用事を済ませ(競馬場ではありません)この駅で降ります。
船橋市のHPによれば市内の銭湯は、わずか7軒。絶滅危惧種です。
船橋駅から歩いていけるのは5軒ほど、今回は「松の湯」さんに向います。
駅前にある「船橋町鳥瞰図」昭和初期の船橋の町の様子を描いたもののようです。
すぐ海で宿場町と漁師町であった事がうかがえます。
船橋市はJRAの中山競馬場と地方競馬の船橋競馬場の二つの競馬場を有します。
2016年に閉まってしまいましたが、日本のオートレースの発祥の地と呼ばれた船橋オートレース場もありました。
40年近く前の学生時代に来た時には、何か危ない町の匂いがしたものでした。
駅前通りを左折して仲通りに入ります。飲み屋街ですね。日曜ですが、お店はかなり開いています。
船橋名物「ばか麺ラーメン」?
船橋はソースラーメンが有名ですが、ばか麺ラーメン。美味しそうです。
たしか船橋の祭りに「ばか面おどり」というのがあるので、それをかけているのかもしれません。残念、準備中。
駅から15分ほど歩いて松の湯さんに到着、住宅街にそびえるこの煙突。
バベルの塔のよう。
入口はコインランドリーの先。
ここから先は写真が撮れません。館内の写真は提供の許可を頂きました。
写真提供:地域情報サイト「鎌ケ谷船橋あたり」
代金を払い脱衣所に。
なんじゃこりゃ!(松田優作さん)大型のキリンのぬいぐるみ!3mぐらいあります。実寸?(調べるとキリンは成体で4m程のようです)
見上げるとロッカーの上には牛のぬいぐるみ。
浴槽は、手前に水風呂(元サウナがあったようです)奥には、バブル系が2つと薬湯の、3つの浴槽です。ペンキ絵はありません。
まず体を洗い、薬湯から、頂きます。
熱っ!見ると「熱湯(あつゆ)」の表示。48℃以上で、ぬるくしてはいけないようです。
熱いと思っているとガラス越しに先ほどの巨大なキリンと目が合います。
愛らしい目は「おいおい、そのくらいの熱さが我慢出来なきゃ、松の湯には来れないよ」と言っているようなので、辛抱・辛抱。
熱湯に入っていると、昔の話を思い出しました。
大学入学で上京し、最初のアパートは風呂は無し、近くの銭湯に通っていました。
ある時、洗い場で並んだ私より少し上の男性の内股に目がいくと、刺青が入っています。
明子命。ただ問題なのは、2本線の入れ墨で消してある事です。別れた?
その筋系の容貌なので、笑う訳にもいかず、その後は湯舟の中でも、あの刺青が気になって、頭から離れません。2本線はだめでしょ。でもどうする?
どうせ消すなら全部消す。→海苔が貼ってあるようもあり、逆にその下が気になる。
追加で言葉は入れる。→明子命じゃないよーん。明子命止めました。ダメだ。・・・
訂正の場合、2本線だけではだめで、訂正印も必要だという事を知ったのは、その4年後、就職した後でした。では訂正印も刺青で入れる?
この話をするといつも作り話と笑われます。でも本当。
薬湯の中で、そんな思い出にしたっているとのぼせそうになったので、水風呂。
サウナがなくても気持ちがいいです。
次は、隣のジェット風呂に。こちらは少しぬるめです。
さて、あがることにします。ごちそう様でした。
番台で伺うとあのキリンは20年以上前から松の湯のマスコットだそうです。
ロビーにはお決まりのドリンクの他にお菓子が一杯。子供たちに大人気でしょう。
靴を履いて振り返ると、こんなポスターが。
よく入れ墨の方お断り。はありますが、足の臭い方は初めて見ました。
非常に愉快な気分で松の湯さんを出ると、店の前にこんな車。
近くで引っ越しが行われていて業者さんの車のようです。
風呂も熱かったが、次は、激熱・キリン柄。(パチンコねたです。すいません。)
さて一杯飲んで帰りますか。
松の湯さん
営業時間 15時~24時 定休日 不定休
サウナ無し・ボディソープ、シャンプー無
続く