銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■蕨宿。張り紙の多い銭湯
蕨駅。1日の乗車人数は約48千人。埼玉県内のJRの駅では、第6位。
拓けているのは東口のようだが目的地は、西口。
全国の市の中で、最も面積が狭く、最も人口密度の高い蕨市。
タワーマンションの建つ東京のベットタウンだが、西口駅前は、地方の駅みたいにシャッター通り。
●亀の湯さんは、臨時休業?
お目当ての亀の湯は、駅から国道17号方向に向って約10分の距離。
昔ながらの銭湯の外観だが、駐車場のチェーンがいやな予感。
設備修理の臨時休業。仕方ないですよね。
しっかりメンテナンスして頑張ってください。
●蕨宿の銭湯
ここからさらに約1km先に、朝日湯さんがあるので、そこまで歩く事にします。
朝日湯さんのすぐ先は、中山道。
ここは蕨宿。中山道69次。日本橋を起点に板橋宿の次、2番目の宿場町。
中山道で江戸に向う人が、明日はお江戸だ。と前の日に止まった宿のような気がする。
●朝日湯さん到着
奥には、伝統的な千鳥破風の屋根が見えます。
HPを見ると蕨で一番古い銭湯のようです。
いい暖簾です。
●脱衣所
全体的にかなり狭い銭湯です。
脱衣所はロッカー式。
●浴室
今日も汗をかいたので、しっかり洗って頂きます。
浴槽は2槽。両方とも気泡式で、片方が座湯。
湯温計を見ると46度。えっ。少し腰が引けましたが、入った感じは42度くらい。
天井が高くて気持ちいい。男湯は、富士山のタイル絵。
●注意書きが多い
湯舟に浸かって浴室を見渡すと、ずいぶん注意書きが目に入ります。
髪染め禁止。当然。シャワーの出しっぱなし禁止。当然ですね。
お湯に入る前に体を洗う。泡を流す。言わずもがなかな?。
歯磨き禁止。これは銭湯によって違うかな?
大便・小便はトイレでする事。小は分かるような気がするけど、大する?
でも注意書きがあるという事は、あったんだろうな。
そんな張り紙を見ていたら、中2の時の担当の先生の言葉を思い出しました。
先生は放課後、私を教室に残し、こう言いました。
「山の上から岩が転がって落ちていったら、止めなかったらどうなる?」
私は答えました。「下まで転がっていきます。」
私の言葉に、先生は一言。「それが分かっていれば、私は何も言わない。」
多分、当時私が悪い友達とつるんでいて、成績が落ちた事を注意したかった。と思うのですが、私は何言っているの?という状況。
ストレートに言ってくれた方が良かったです。
さて上がりますか。
●坪庭と視力検査のポスター
入った時は気づかなかったのですが、坪庭がありますね。
眺めるとなんとなく心が落ち着きます。
あっ。番台の横に、視力検査のポスターが張ってあります。
本当に張り紙が多い銭湯。(笑)
あーいいお湯でした。さて一杯飲みに行きますか。
朝日湯
営業時間:14:50~21:50
定休日 :土曜日
サウナ :無
露天 :無
備品 :ボディソープ・シャンプー有
続く