銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■圧巻の岩風呂。これは岐阜の宝。
最近は銭飲みのブログが更新出来ていませんでした。
首都圏の緊急事態宣言下、お酒がオーダー出来るのが7時までだと、銭湯に入った後の1杯(3杯です)は、時間に厳しかったです。
4月から担当変更と首都圏の緊急事態宣言の解除で、久しぶりの泊まりの出張。
初めての岐阜市。※旅行では飛騨高山・馬籠宿に行きました。
さて仕事が終わり6時。
新幹線の中で岐阜市内の銭湯を検索済み。
市内にあるのはら湯さんに向います。
本当は、ホテルにレンタカーを置いてから向いたかったのですが、この日は雨と風が強くて仕事先から向かいました。
出張のカバンにも、銭湯セットは入れてあります。(笑)
このあたりは、岐阜市のメインの繁華街、柳ヶ瀬からすぐの場所。
繁華街の高層マンション。単身赴任・あるあるです。
えっ。その裏に銭湯?
お洒落?いや、プライドを感じる店構え。
店頭のディスプレイ。いいな、こういうの好き。
この写真。ルーツというか伝統・歴史。銭湯の歴史です。
大正12年頃の写真。
のはら湯さんの開業は明治27年。店主還暦、開業30年の頃の写真のようです。
期待感がどんどん高まります。
券売機。これはしょうがないですね。
脱衣所から浴室を見るとまるで湯治場のような趣。
白く濁ったガラスからみえる岩風呂の存在感。
浴室に入るとさらに、その岩風呂に圧倒されます。
まずは身体を洗い、頂きます。
岩風呂のお湯は、ちかくの池田さくら温泉からタンクローリーで運んでいるとの事。
湯温計はありませんが、ぬるめ。40度くらい?
気持ちいい。無限風呂。
岩風呂の両サイドにはミスト風呂・電気風呂、ジャクジーがあります。
ミストサウナは店員3人ですが、この時期は1人。※無料
反対側には、電気風呂とジャグジー。
電気風呂、電気強め、ビリビリ。
そしてジャグジー。
外を見ると、玄関の昔の写真が印刷された暖簾が揺らめいています。
和服の女性の写真に、10年以上前に亡くなった祖母の事を思い出しました。
子供の頃、夏休みには横浜から新潟の祖母の家に行きましたが、私は祖母が握るおにぎりが嫌いでした。
具も海苔も無い白むすびだったのですが、何か独特な味がして、舌が痺れるような感じ。
いっぱい食べな。という祖母に、いつも1つで、もういらない。と言っていました。
随分あとに祖母と話して分かったのですが、普通は塩で握るおにぎりを、孫に美味しいおにぎりを食べさせたい。と塩でなく、「味の素」で握っていたそうです。
いいお湯でした。上がりますか。
お酒は無いですが、地元のドリンクはあります。
貴重品入れ・マッサージ機も年代物。
岐阜の歴史遺産・宝とも言える銭湯。
いつまでも営業を続けて欲しいものです。
さてホテルにチェックインして一杯飲みに行きますか。
のはら湯さん
営業時間:10:00~22:00
日曜日8:45~
元旦以外年中無休
サウナ :ミストサウナ※無料です。
露天 :無
備品 :ボディソープ 無 シャンプー 無
続く