銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■ロケの写真は、美味しさと感謝の印
西川口駅の近くまで来たら、もう汗でびっしょりです。
さて、どんな店に行きましょうか。
ネオンサインが目立つ中国料理の店に行くのか?あえて和風?
おやっ。多分、中国のオーナーだと思いますが、昔からの店のような。・・
いいかな?と思ってみたら、入口に過去のTVの取材の写真が多数。
あまりこのような写真の多いお店には入らないので悩みます。・・・
大杉漣さんの笑顔と冬瓜料理に誘われて、よし!決定。
※冬瓜は夏が旬ですが、日持ちして冬まで食べられるので冬瓜の名が付いたそうです。
扉を開けると、先客は2組。中国人のカップルと日本人の家族連れ。
元気なお母さんに案内されカウンターへ。厨房には男性一人。親子?
※撮影の許可頂きました。
ビール。青島ビールのプレミアム。初めて飲みます。グビッ。すっきり系。
オーダーは、店頭から決めていた「冬瓜とスペアリブの醤油煮」
あと「煎人(せんにん)餃子」。あー。店主の方の風貌が仙人風なので、命名された訳ですね。でも厨房のご主人髭が無い。先代かな?
するとお母さんが「焼売はいいの?」と勧められましたが、一旦2品で。
謎のキャラクターが。怪しいけど、可愛い。
※後で調べたら本当に西川口焼焼売の会のイメージキャラクターでした。
見上げると、川口のB級グルメで、こちらのお店の焼売が優勝した 表彰状です。
お勧めの訳が分かりました。
優追加注文します。「すいません。焼売お願いします。」
お母さんの「そうでしょ。」という笑顔がいいです。
まず出たのは、「冬瓜とスペアリブの醤油煮」。メニューの写真以上に美味しそう。
頂きます。
美味しい。本当に美味しい。TVの取材の写真が多くて、本当は、味は今いちじゃないの。と思っていました。ごめんなさい。
これは、下準備を含めて、しっかり仕事をしている味です。豚肉はホロホロ。冬瓜はしっかり煮込まれて、チンゲン菜、人参、マッシュルーム、それぞれの煮込み加減が、絶妙です。味付けもいい。この料理とご飯だけで十分満足出来ます。
ここで煎人餃子です。お母さんから、味が付いているので、そのまま食べるように言われます。かなり大ぶりの餃子です。
卵、エビ、ニラの香り、野菜の甘み、豚肉の旨味。大きさもありますが、餡の贅沢さで満足感の高い餃子です。熱々なので注意して食べます。
ここで、3杯目です。紹興酒をポットで頂きます。
銭飲み3杯ルールを守る為に、大容量でのオーダー。(性格がせこい)
さて焼売が来ました。3ヶのっています。
ジューシー。豚肉の甘さと玉ねぎの甘さ。この美味しさは、足し算ではなく掛け算になっています。
焼売と紹興酒が合う!
お母さんの会話を聞いていると、本当にお客さん一人一人を大切にしている事を感じます。店の内外に貼ってある多くのTV取材の写真も、宣伝だけでなく、わざわざ来てくれた事に対する感謝の印のような気がします。
このお店は、来年で30周年との事。地元の日本人。そして日本に住む中国に愛されてる異味香さんでした。
最後に、厨房のご主人に長年の疑問を尋ねました。
TVの取材は、ちゃんと代金払うんですか?
「はい、どの局の方もちゃんと払ってくれます。」との事でした。
良いお湯・酔い酒・良い料理。ご馳走様でした。さて帰りましょうか。
中華山東料理 異味香さん
ひとり初訪問時のポイント ※あくまで個人の意見です。
敷居の高さ :低 中国人のお客さんだけでも気にしないで。
常連度 :高
注文難易度 :低 メニューとボードのおすすめがあります。
会話の入り方:お母さんは、話好き。
最後までお読み頂きありがとうございました。