銭飲みとは、銭湯に入り、一杯飲んで帰る。それだけ。
では近くの銭湯で汗を流して、一杯飲んで帰りますか。
■音楽の町で湯に浸かる
京成線青砥駅。押上線の起点駅であり、上野方面への京成本線と京急・都営浅草線への分岐駅である。東京・千葉・神奈川を繋ぐ駅。
駅名は青砥だが、地名は青戸がこの街。
目指すは、成弘湯。かつしかシンフォニーヒルズ方面に歩いていけばいいはず。
えっ天然温泉あるの? 覗いてみると看板の自動車学校と温泉行のバスの発着所です。
線路沿いをぶらぶら歩きます。
インド料理の隣がおらんだ亭、その隣は居酒屋パイレーツ。大航海時代!
銭湯に向かう道も楽しませてくれます。
あっ。こういう張り紙だけでも、心が優しくなれます。
成弘湯さんの入口がありました。ただせっかくなので、すぐ先の「かつしかシンフォニーヒルズ」を見ていきます。
あれっ、さっき駅前にも何か像があったような。
※調べてみると駅前は、ヨハンシュトラウスの像で、かつしかシンフォニーヒルズが完成した時に、シンボルとして駅前とヒルズ前に二つの像が建立されたようです。
されでは、成弘湯さんに向います。
では写真はここまで。※成弘湯さんのHPの写真を使わせて頂きます。
昭和29年創業。浴場内も建物は古いですが、清潔感溢れています。
また窓から差し込む日の光で、非常に明るい浴場内です。良い雰囲気です。
HPのペンキ絵の写真は女性風呂のものですね。
男性風呂には、石川県見附島との表記で島が描かれていますが、隣には富士山。
こういう写実的でない!自由な発想もペンキ絵の楽しさです。
ナカジマとのサインがありますからペンキ絵師の「中島盛夫」さんの作だと思います。
身体を洗って、頂きます。
お風呂は4つ、薬湯・座湯・泡風呂・寝湯。まずは座湯に。
やや熱っ。温度計を見ると43度。少し熱めの設定です。
薬湯、ハーブ湯を頂きます。いい感じ。40度です。
薬湯に入っていると昔の話を思い出しました。
モーツァルトは幼き頃から神童と呼ばれていたそうです。
私は少学校3年生の時、学校に鼓笛隊が出来たので入部。初めての発表会の当日、顧問の先生に呼ばれて「息を吹かないで、指だけ動かしなさい。」と指導されました。
確かに、私だけ音が外れていました。
6年生の時、クラス対抗合唱コンクールで、同級生の指揮者より、口パクするように言われました。
顔で笑って、心で泣く事は小さい頃に覚えました。
サウナもあります。(追加料金なし)遠赤外線で8人ぐらいは入れるサイズですが
今は密を避けて4人までになっています。
いいお湯でした。
脱衣所の横には、池のある箱庭。扇風機の風を感じながら、しばしの風情を楽しみます。
待合場には何故かデロリアンの模型。
銭湯がタイムマシーンで訪ねるような過去の遺物にならない事を願うばかりです。
さて一杯飲んで帰りますか。
成弘湯さん
営業時間 3時~11時30分 定休日 金曜日
サウナ有(追加料金不要) ボディソープ・シャンプー 脱衣所に1セット
続く